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利息の付き方(金利の形)には2種類あります。
それが『単利』と『複利』です。
それでは『単利』と『複利』の説明をしていきます。
単利とは
・元本(元金)に対してのみ決まった利率で利息が支払われる
〈代表的な金融商品〉
個人向け国債、分配金受取り型投資信託、株式配当金 など
複利とは
・元本(元金)に対し支払われた利息が元本(元金)に組み入れられて運用する仕組み
〈代表的な金融商品〉
定期預金、分配金再投資型投資信託 など
20世紀最大の物理学者といわれるアインシュタインが『複利』を『人類史史上最大の発明』、『宇宙で最も偉大な力』と言ったそうです。
天才物理学者から見てもすごい『力』の『複利』を説明していきます。
それでは、具体的に『単利』と『複利』ではどれくらい運用効果が違うのかご覧ください。
1つ目の表は金利3%の『単利』運用商品に元本(元金)100万円を15年間預けた場合です。冒頭でもお伝えしたとおり『単利』は元本(元金)に対してのみ利息を受け取ることができますので、毎年3万円の利息を受け取って15年後には合計で45万円の利息を受け取り、運用結果は元本(元金)と合わせて145万円となります。
では、次に『複利』で運用した場合をご覧ください。
2つ目の表も金利3%で100万円を15年間運用した場合です。異なるのは『複利』の金融商品で運用したということだけです。
既にお伝えしたとおり『複利』は受け取った利息が元本に組み入れられ、2年目は1年目に受け取った利息にも利息が付いていきます。
ですので、2年後には30,900円、3年後には31,827円と少しずつ受け取れる利息が増えていき、11年後には40,000円を超える利息を受け取ることができるようになっていきます。
その結果として、15年間で受け取ることができる利息の合計は557,967円となり、運用結果は元本(元金)と合わせて1,557,967円となります。
如何でしょうか?
金利3%で15年間、『単利』の金融商品と『複利』の金融商品で運用した結果10万円以上の差が出ました。
※ただし、『単利』『複利』ともに利息に対する税金は考慮しておりません。
それでは、もう少し長期間の運用が必要ですが金利4%の『単利』商品と、金利3%の『複利』商品で比較してみましょう。
次の表は金利4%の『単利』金融商品で25年間運用した場合です。
既にお伝えのとおり、『単利』は元本(元金)に対してのみ利息が付きますので毎年40,000円の利息を受け取り、25年間で合計100万円の利息を受け取ることができ運用結果は元本(元金)と合わせて200万円となります。
『単利』でも4%の金利があれば25年で元本が2倍になるのはすごいと思いますが、金利3%の『複利』商品で同じく25年間運用した場合はどうでしょうか?
ご覧のとおり、金利3%の場合24年後には2倍以上の運用結果となり、25年後には利息と元本(元金)を合わせた運用結果は2,093,778円となりました。
また、運用期間が20年を超えたところで、金利3%の『複利』商品が金利4%の『単利』商品の運用結果を超えてしまいました。
※ただし、『単利』『複利』ともに利息に対する税金は考慮しておりません。
20世紀最大の物理学者アインシュタインが『複利』のことを『人類史上最大の発明』、『宇宙で最も偉大な力』と言ったことをご理解いただけましたでしょうか。
今回のブログのタイトルのとおり、『複利』の効果を味方につけて長く運用することで運用結果は大きく違ってきます。
複利の効果を味方につけるポイントは次のとおりです。
1.『複利』とは元本(元金)についた利息も含めて運用に回される仕組みを理解する。
2.長く運用することで『単利』商品よりも金利が低くても『単利』商品の方が運用結果が良くなる可能性がある。
3.運用期間が長ければ長いほど『複利』の効果が大きくなる。
老後資金など、長期間にわたる資産運用は『複利』の効果を味方につけて賢く運用しましょう!
このブログの内容をYouTubeでもわかりやすくお伝えしております。 よろしければご覧ください。
さぁ、このブログをご覧いただいて『金利3%』という夢のような金融商品なんてあるわけないよネ!
と、思われた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ということで、次回のブログではFP(ファイナンシャルプランナー)の棚橋が実際にiDecoやNISAで運用している結果をお伝えしながら、投資運用の世界では金利3%は夢でも何でもないことをお伝えしてまいります。
楽しみにしていただけると幸いです。
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