お電話でのお問い合わせ059-324-5552
住宅ローンの変動金利がついに上昇します!
7月31日、日銀の金融政策決定会合で政策金利を0.25%程度に引き上げると植田総裁が記者会見で発表しました。
それを受けて、メガバンクをはじめ地銀でも住宅ローンの変動金利の指標となっている短期プライムレートを0.15%引き上げると軒並み発表しました。
住宅ローンの変動金利の基準金利は短期プライムレート+1%※としている金融機関が多く、短期プライムレートが0.15%上昇するイコール住宅ローンの変動金利が0.15%上昇するということになります。
※実店舗を持たないネット系の金融機関では基準金利が異なることがあります。
住宅ローンの変動金利には、いわゆる『5年ルール』というものがあります。
『5年ルール』とは、金利の見直しは毎年4月と10月の年に2回見直しがされますが、実際の返済金額の見直しは5年毎にしか行われないというものです。
ですので、10月に金利が0.15%上昇したとしても実際の返済金額は上がることはないというものです。
『5年ルール』で返済金額が上がらないのなら『心配しなくても大丈夫ね(^_-)-☆』と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません!
『えっ? どういうこと?』と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、毎月の返済金額が10万円で、その内訳として支払い利息が1万5千円で元金への返済金額8万5千円だったとします。
そして金利が上がっても返済金額の10万円は変わらず、内訳の支払利息が1万8千円になり、元金への返済金額が8万2千円に減ってしまうということになります。
つまり、元金の返済に充てられる金額が減ってしまいますので、ローン残高の減り方が遅くなってしまうということです。
実は、変動金利にはもう一つあまり知られていない隠れた『5年ルール』があります。
それは、数年前に変動金利を利用して住宅ローンを組まれた方に多くあるケースですが、住宅ローンの融資が実行されてから5年を経過すると基準金利から優遇される金利(いわゆる優遇金利)も見直される契約になっている場合もあります。
金利の上昇局面の今こそ、ご自身の住宅ローンの優遇金はどうなっているのか、確認することが最も重要です。
くわしくは、YouTubeで解説しております。
ご自身の住宅ローンに不安を感じられた方はお気軽にご相談、お問い合わせをいただければと思います。
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。